2018年9月9日日曜日

最後の最後になってようやくわかる。私が知りたいことがどういう種類のものかを。
そしてそれが描かれている本を見つけるのは至難の技だということも。

その本を見つけるための旅を私はしたいのだと思う。それを書いた人はいるのか、私は知りたい。パンドラの神話について少し読む。私はおかしくて笑ってしまう。神話にはいつもヒントが書かされている。神話がが広がったのにはきっと理由がある。それに共感する人が多かったからだと思う。そうやって人々の心のなかにある「エッセンス」が抽出されて「物語」は誕生する。

 だからこそパンドラの神話が私にはとても興味深いものに思えた。

 世界に災いをもたらすために作られた「女」が好奇心旺盛すぎてあけてしまった「箱」の中にはおぞましいものばかりが入っていた。そうして世の中には、病気、憎しみ、嫉妬などありとあらゆる悪いものが黒い霧と一緒に飛び出してきた。箱の中にはたった一つ残されているものがあった。それが「希望」。


 好奇心が多い女性が開けてはいけない箱をあける。「禁じられていたこと」をしてしまう。そうすると「災い」が起きる。好奇心が旺盛な女性に箱をあけないようにと命じる声はそこらじゅうから届く。「どうせろくなことがおきないから、やめておいたほうがいいよ。」と彼らは言う。

 そして箱をあけたら、忠告が正しかったと証明するべく、彼女に失意と絶望をもれなくプレゼントしてくれるというわけ。「もれなくプレゼント!」と言われても、できればお断りしたいものばかり。あなたに何かをいただくために箱をあけたわえではないので。大事なのは箱を開ける時、何も期待しないことだ。いい思いをすると思って箱をあけなければ、失意にうたれることもない。

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